「松下りせって、どんな人?」
「本当に投資で人生が変わった人なの?」
「ハナミラの代表は、どうして女性向けの株式投資スクールを始めたの?」
ハナミラに興味を持ってくださった方から、代表の松下りせについてこうしたご質問をいただくことが増えました。SNSや書籍、各種メディアで見かけることはあっても、一人の人間として「どんな道を歩んできたのか」をまとめて読める場所は、実はこれまでありませんでした。
そこで今回は、ハナミラ公式サイトのコラムとして、代表・松下りせ本人にじっくり話を聞きました。慶應義塾大学を卒業して三菱電機で人工衛星の営業をしていた頃のこと、憧れのオリエンタルランドに転職して味わった喜びと閉塞感、投資家として生きると決めた日、そして「ハナミラ」という名前に込めた想いまで。
この記事を読むと、松下りせの経歴と実績、投資に対する考え方、ハナミラが大切にしていることが一通りわかります。「投資は怖い」「私には関係ない」と思っている方にこそ、読んでいただきたい内容です。
先に結論からお伝えします。松下りせ(まつした・りせ)は、株式会社ハナミラの代表取締役で、女性向け株式投資スクール「未来デザイン×資産運用アカデミー ハナミラ」の創業者です。1990年生まれ、慶應義塾大学文学部卒。新卒で三菱電機に入社し宇宙システム事業部で人工衛星の営業を担当したのち、憧れだったオリエンタルランドに転職して商品開発に携わりました。好きな仕事に就きながらもお金やキャリアに悩み、株式投資を本格的に学び直したことで「自分の力で人生はつくれる」と実感。2020年3月から女性に株式投資を教え始め、2021年5月に法人化しました。2023年4月にはダイヤモンド社から著書『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』を出版。ハナミラの累計受講生は1,500名以上、現在の在籍者は650名以上にのぼります。2026年には第一子を出産し、0歳児の母として経営と発信を続けながら、「投資は夢のスポンサー」という考え方のもと、株式投資を軸にした資産運用を、初心者の女性にもわかる言葉で伝え続けています。
松下りせのプロフィール(経歴・実績まとめ)
まずは、松下りせの経歴と実績を一覧でご紹介します。
- 氏名:松下 りせ(Matsushita Rise)
- 生年:1990年生まれ、関東出身
- 学歴:慶應義塾大学文学部卒業
- 職歴:三菱電機株式会社(宇宙システム事業部・人工衛星の営業)
- → 株式会社オリエンタルランド(商品開発)
- 2020年3月:個人事業として女性向けに株式投資を教え始める
- 2021年5月26日:株式会社ハナミラを設立、代表取締役に就任
- 2023年4月:著書『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』
- (ダイヤモンド社)を出版
- 2023年11月:夢を叫び応援し合う参加型イベント「シャウト!2023」を発起人として開催
- 2026年:第一子を出産。0歳児の母として経営と発信を継続
- 現在:女性向け株式投資スクール「ハナミラ」を主宰。
- 累計受講生1,500名以上、在籍者650名以上
ハナミラは、法人として株式投資を軸にした女性向けの資産運用スクールとしては日本で最も大きな規模だと自負しています。受講生の7〜8割が投資未経験からのスタートで、30代の女性を中心に、20代から50代まで幅広い層の女性が在籍しています。

「投資は金の亡者がやるもの」と思っていた学生時代
どの場面でも「やるなら本気」だった中学・高校時代
――松下さんは、どんな子どもでしたか?
中学では吹奏楽部で打楽器を担当していました。ドラムやシンバル、マリンバなど何でも叩くポジションで、少しでも失敗するとすごく目立つんです。でも、そのプレッシャーがむしろ心地よくて、緊張感の中でみんなと音を合わせていくのが好きでした。
高校では、合唱コンクールも体育祭も全部全力。「なんで1位を目指さないの?」と思ってしまうタイプで、みんなに作戦を立てて「勝ちに行こう」と声をかけたりしていました(笑)。運動は正直苦手だったのですが、「どうやったら勝てるか」を考えるのが好きだったんです。
――将来の夢はありましたか?
正直、「これになりたい」という夢はありませんでした。良い大学に行って、良い就職をして、という時代だったので、そこに乗る教育を受けていたと思います。一人っ子だったこともあって、「親に喜んでもらいたい」という気持ちはずっと強く持っていました。
ただ、最後にどうするかを決めるときは、自分の中の感覚を信じるタイプでした。大学受験も、親のアドバイスは参考にしつつ、嫌なことはできない性格なので、最後は自分に合いそうだと思うところを選びました。
お金には無頓着。「愛とお金なら、愛のほうが大事」
――当時、お金や投資についてはどう思っていましたか?
まったく無頓着でした。幼少期から「愛とお金だったら愛のほうが大事!」という価値観で、むしろ「投資は金の亡者がやることだ」というイメージすら持っていました。就職活動でも「金融機関は絶対に向いていないから受けないでおこう」と決めていたくらいです。
だから今、投資を教える仕事をしていることは、昔の自分からすると信じられないことだと思います。
三菱電機で人工衛星の営業、そして憧れのオリエンタルランドへ
「他人を理由に自分の人生を決めない」という助言
――就職活動はどのように進めましたか?
就職活動の年に東日本大震災が起きて、社会全体が混乱していました。
私自身も本当にやりたいことがわからなくて、気持ちが入りきらなかったんです。
当時は「自分の使命を見つけること」に重きを置いていました。身内に人工股関節を使っている人がいて、その分野に取り組む外資系の医療メーカーから内定もいただいたのですが、その身内から「他人を理由に自分の人生を決めないほうがいい」と言われて。確かにその通りだと納得して、人との関わりを重視できそうな三菱電機に入社しました。
――三菱電機ではどんな仕事を?
宇宙システム事業部という、人工衛星の営業の仕事でした。国文学を学んでいた私にとっては完全に未知の世界で、官公庁向けに数百億円単位の国家プロジェクトに関わるという、とてつもなくスケールの大きな仕事でした。
日本トップクラスのエンジニアの方々をはじめ、真面目で良い方が多い会社でした。ただ、そのスケールの大きさゆえに、「自分で動かしている」という実感が持てなかった。誰かの指示のもとで決められたことを淡々とこなす日々に、だんだんと物足りなさが募っていきました。
4年目に転職。ポップコーンバケットの開発にも関わる
――そこからオリエンタルランドへ転職されたのですね。
もともと「世界一の接客サービス」と称されるオリエンタルランドで働きたいという気持ちがありました。社会人4年目の頃、慶應大学の学生と社会人が一緒に学ぶ「福澤諭吉記念文明塾」という勉強会に通っていて、そこでオリエンタルランドの社員の方に相談に乗ってもらい、「やっぱりやりたい」と思えたんです。
オリエンタルランドでは商品開発部に配属されて、テーマパークで売っている商品やレストランの飲食の開発を担当しました。あのポップコーンバケットなどの開発にも関わらせてもらって、自分のアイデアが形になり、多くの人に届く喜びを毎日感じていました。
商品開発をしているとトレンドに敏感になったり、世の中のニーズを考える習慣が付いたりします。プロジェクトリーダーになってからは、部下や他部署にお願いをする場面も増えました。「自分で細かく指示を出すと、自分の頭で想像できる範囲を超えない」と気づいて、相手の発想に任せる大切さを学びました。この経験は、今のハナミラの運営にも直接つながっています。

松下りせが株式投資を始めたきっかけ
お金に困っている先輩を見て、何となく始めた株
――投資を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
オリエンタルランドに転職した当時、中途採用の総合職を大量に採用していた時期で、8年前に入社した先輩たちの給料が、入社したばかりの私と同じくらいのレベルまで下がるという状況がありました。奥さんと2人のお子さんを持つ先輩が「どう生活していこう」と困っていて、株式投資を始めると話していたんです。
私自身は入社したばかりで仕事に喜びを感じていましたが、先輩たちの切迫した様子を目の当たりにして、「私も何か投資をやるべきなのかな」と思い、株式投資を始めました。
ビギナーズラックというのか、始めてすぐに利益が出ました。真似するのはおすすめできないやり方でしたが、実際にお金を増やすことができたのは良い体験になりました。その後は忙しい仕事の中で何となく株を続けていて、大きく増えることも、大損することもありませんでした。
「このままで本当にいいの?」という心の声
――本格的に学び直そうと思ったのはいつですか?
オリエンタルランドでの仕事は順調でした。評価もされていたし、やりがいもあった。でも、ふとした瞬間に湧き上がった「このままで、本当にいいの?」という疑問が、心をざわつかせました。
当時は残業をできる限り控えるように言われていましたが、私は時間をかけて良い商品をつくりたかったので、定時後もかなり長く働いていました。ヒット商品で部署の売上が上がっても、その成果が私自身には反映されない事実を痛感したんです。出世すれば給料も上がるかもしれないけれど、本心ではあまり出世を望んでいなかった。転職で給料が下がったこともあり、キャリア形成に悩んだ時期でした。
仕事は好きだから邁進していたけれど、生活が良くなっている実感はなかった。「株式に本格的に取り組めば、お金の不安が減るかもしれない」と思って、改めて投資を勉強することにしました。
――学び直してみて、どうでしたか?
学べば学ぶほど楽しくなってきて、世の中に良い会社がたくさんあることを知りました。「こんな会社があるんだ」「こんな想いを持った社長さんがいるんだ」と、世界が広くなっていく感覚があったんです。株そのものよりも、会社を知ったり調べたりすることが好きになりましたね。
そして、投資があってからのほうが、会社で働いていても心から楽しく仕事ができるようになりました。好きな仕事を、会社や上司のためではなく、自分とお客様のためにやると決められた。人生の主人公は「会社」ではなく「自分」。そんなシンプルなことに気づくのに、私は随分時間がかかりました。
「自分の人生が好きになる女性を増やしたい」ハナミラ創業ストーリー
2020年3月、実績もバックボーンもないところからのスタート
――投資を「教える」側になろうと思ったのはなぜですか?
会社員時代から続けていた資産運用のブログに反響があって、
人に教え伝える仕事をやってみたいと思うようになりました。
それと、「会社員にも、普通に投資してほしい」という強い想いがあったんです。
私のように、会社の仕事や人間関係は好きだけど、どこかお金の面で満足できていない人は多いと思います。そういう人たちも、投資があれば自分の人生や選択をもっと楽しめるはず。そう思って、2020年3月末から個人事業として、女性向けに株式投資を教え始めました。
当時は「ハナミラ」という名前もなく、ただ「投資を教えたい」という想いだけで、実績もバックボーンも何もない中で一期生を募りました。
――退職という選択は、怖くなかったですか?
すごく怖かったです。今の生活を手放して、次がうまくいく保証なんてどこにもない。でも、「この道の延長線上に、自分が描きたい未来はない」と気づいてしまった。だから「誰かの期待に応える人生じゃなくて、自分が納得できる人生を選びたい」と思って、退職を選びました。あのとき自分の心の声にちゃんと耳を傾けたことが、人生を大きく変えるターニングポイントになったと思っています。
一期生の発表に泣いた日。「やってよかった」と初めて思えた瞬間
――起業して最初に「やってよかった」と思えたのはいつですか?
一期生の講座が終わるとき、受講してくれていた一人の方が、自主的に学んだことを発表してくれたんです。その内容が、私が大切にしていたことと全く同じだった。当時は自分の伝えたい想いが十分に言語化できていない状態だったのに、「私も、自分で自分の人生を前向きに生きたいと思う!」と言ってくれて。感動して思わず泣いてしまうくらい嬉しかったです。
そもそも私は「起業したい」が目的ではなくて、投資を始める前の私みたいに、自分に自信がなかったり会社の生活が苦しかったりする人が減って、自分軸で人生を生きられる人を増やしたかった。それが起こらなかったら、やる意味がないと思っていました。だから、一期生が来てくれていなかったら辞めていたと思います。
その後、体験セミナーの募集が9分で満席になったり、無料コミュニティが200名を超えたりと、
少しずつ輪が広がっていきました。

2021年5月、仲間と一緒に法人化
――2021年5月に株式会社ハナミラを設立されました。なぜ法人化を?
ハナミラには、3ヶ月の講座を受けた後に入れるコミュニティがあるのですが、
運営してくれているメンバーは、その受講生出身の方たちが中心なんです。私の想いとして
「チームで活動したい」というのがベースにありましたし、「より多くの参加者を増やしたい」
「夢と希望に溢れる人生を歩む人を増やしたい」と考えたときに、
同じ想いを持つ方たちと組織として創っていけたら、と感じました。
ハナミラを法人化できたのは、結局は受講生のみなさんが集まってくれたからです。
だから「対等」だなと。ピラミッドではなく、円のような組織づくりを大事にしています。
――起業後、苦労したことはありますか?
大きく2つありました。1つは仕事仲間との関係性の構築です。自分でチームを組んで仕事を進めるのが初めてで、受講生とどういう関係性をつくるべきかすごく悩みました。想いがすれ違って疑心暗鬼になる場面もありました。
ある日の会議中、メンバーから「やだ!りせさん、一人で頑張ってると思ってたんですか?」と言われたことがあって。それがすごく嬉しかったんです。私が自分を信じられるようになったきっかけは、本当に「人」でしかないんですよね。
もう1つは、「投資事業」というと怪しいと思われることが多いこと。もちろん法律を守りながら経営していますが、きちんと信頼してもらえるかを常に考えています。

「ハナミラ」の名前とロゴに込めた想い
――「ハナミラ」という社名の由来を教えてください。
ハナミラは「話そう、未来を」の略称です。私は会社員時代、人生の希望が見えないと感じることがありました。でも投資を始めた後、自分で自分の人生をつくれる実感を得ることができた。自分の未来や将来が楽しみになったので、楽しく未来のことを話せる人たちと一緒にいたい、という意味で名付けました。
ロゴマークは万華鏡です。ハナミラに在籍している受講生が投資を学び、共に人生を歩むことで、万華鏡のようにお互いが影響し合って、唯一無二の未来をつくっていく。その結果できる形や色は、人の数だけある。それを表現しています。

松下りせが伝える「投資は夢のスポンサー」という考え方
投資は、お金儲けのためではなく「人生の選択肢を増やす」ためのもの
――松下さんにとって、投資とは何ですか?
投資って、どこか「お金儲け」のためだけに思われがちですが、私は「自分の人生の選択肢を増やす」ためのものだと思っています。お金の不安を少しでも減らせたら、やってみたいことに挑戦するハードルも下がる。仕事を楽しみながら、将来のことも考える。そんな「地に足のついた夢」を持つために必要なスキルなんです。
大事にしている考え方が「投資は夢のスポンサーである」ということ。お金を投資していること自体が目的ではなくて、結局「その先で何をしたいのか」が大切です。人生の中で、お金を理由に夢を諦めた経験がある人はたくさんいると思います。「本当はこっちの仕事がいいけど、お給料が良いから」というのはよく聞く話ですよね。
私自身、会社員のときも経営者になってからも、「とりあえず自分のお金は投資で増やせる」という安心感から、お金に関係なくやりたいことに挑戦できたり、選択できることが増えました。自分の夢に、自分でスポンサーをつける感覚です。
「推し銘柄をつくる」というハナミラらしい投資の入り口
――ハナミラでは「推し銘柄」という言葉をよく使いますね。
もっと身近に投資をしてほしくて、「推し銘柄をつくってみては?」とお伝えしています。以前、投資でうまくいっている方にインタビューをしたところ、推し活のように「この社長がかっこいい」「この会社のこの商品が好き!」という気持ちで銘柄を決めていることが多かったんです。
投資は本当に推し活とよく似ています。魅力的な会社の今後の展開や商品の善し悪しをああでもないこうでもないと論じ、動向を追っていくのはまさに推し活そのもの。投資自体も、企業を応援する行為です。自分が投資先について知りたいと思えば知識も深まるし、向き合えるようになります。受講生の方には、投資先を応援するテンションで楽しく投資を頑張ってもらいたいです。
お金に振り回されないために大切にしていること
――投資で不幸にならないために、心がけていることはありますか?
ありきたりかもしれませんが、日頃から感謝の気持ちを忘れずに、謙虚な姿勢でいることが欠かせないと思います。同時に、自分自身の価値を理解しておくこと。急に資産を得て我を忘れたり、気が大きくなったりしてしまうのは、「お金>自分」という思い込みによるものだと考えています。「自分という存在は、お金より価値がある」と自信を持っていれば、お金が増えたところで振り回されることはありません。
もうひとつは、資産形成の目的を明確にしておくこと。ハナミラの講座でも、
最初にやるのは「どんな人生を送りたいか」から考えて、運用計画を立てることです。
『知識ゼロからの女子株』出版と、夢を叫ぶイベント「シャウト!」
「読んだら投資したくて仕方なくなる本」を目指して
――2023年4月にダイヤモンド社から著書を出版されました。どんな本ですか?
『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』は、「金融が苦手な女性が、最初に読むべき楽しい投資の入門書」をコンセプトにつくりました。私がお金のことが苦手だった理由の一つが、難しいことを難しい単語で説明されて、ちっとも楽しくなかったことでした。
多くの人が、法律のように難しい用語を覚えなければ投資ができないと考えがちですが、実際には覚える必要はありません。難しい単語を使わずに楽しく表現することにこだわりましたが、内容は本質的なので、はじめて投資をする方におすすめできます。
「本当にこのままの人生でいいんだろうか」「私はこんなもんなのかな」と、どこか人生に閉塞感を感じている人たちに届けたい。読者の方から「始めたくなって口座を作った」「投資や株って本当は楽しいものなんですね」と言っていただけると、素直に嬉しいです。

「さよならドリームキラー」を文化に。シャウト!を立ち上げた理由
――「シャウト!」というイベントも主催されていますね。
「シャウト!」は、エントリーで選ばれた登壇者が自分の夢を叫び、来場者がその夢を応援するという参加型イベントです。2022年に約2,000人を集めたオンラインイベントを開催し、その成功を受けて、2023年11月5日にグランドニッコー東京ベイでリアル開催しました。クラウドファンディングでは197人の方から約519万円のご支援をいただいて、正式に開催が決まりました。
きっかけは、ロシア・ウクライナ戦争が起きたときに、お金の無力さを痛感したことです。世界や政治の力があまりにも大きくて、未来に不安を感じている人に掛ける言葉が見つからない時があった。そのとき、人にパワーを与えるものは何かと考えて、「夢」がその原動力だと気づいたんです。
夢を語る人に「いいね!」「失敗しても大丈夫だよ、夢は変わってもいいよ」という言葉を送る文化が日本に根づいて、自由にチャレンジができる世の中になるといいなと本気で思っています。「日本にはすべてがある。しかし希望だけがない」と言われたら、私は胸を張って「そんなことはない」と言いたいです。

松下りせが考える、ハナミラの強みと受講生の変化
初心者でも「腹落ちする」3ヶ月と、その後のコミュニティ
――ハナミラは、他の投資スクールと何が違うのでしょうか?
特徴の一つは、株式投資が軸になっていることです。3ヶ月・計6回のベーシック講座で、成長企業に投資する考え方を身につけ、自分で銘柄を選んで投資判断ができるようになることをゴールにしています。「知ってる」で終わらせず「腹落ちする」ことにこだわったカリキュラムです。
もう一つは、3ヶ月の講座を受けた人だけが入れるコミュニティ「ハナミラカレッジ」があること。基本が身についた人たちと、株やそれ以外の投資の情報交換をしながら実践できる環境です。米国株、ポートフォリオ、会計財務など、各分野の専門講師による特別講義も視聴できます。
そして、ハナミラは投資助言を一切せず、特定の投資商品を売り込むこともありません。「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」ことを目的にした、教育のための場です。
――受講生には、どんな変化が起きていますか?
投資の成果はもちろん嬉しいのですが、私がいちばん嬉しいのは「人生の変化」です。株で資産を増やせるという自信がついたことで、夢だった独立を叶えた方。「せっかちだった私が、待つことの大切さを学んで、仕事でも人にも優しくなれた」と話してくれた方。「価格よりも価値を重視する」ようになって、生活全体が豊かになったと言ってくれた方。
メインの在籍層は会社員や看護師さんなど働く女性たちで、投資ははじめてかもしれないけれど、自分で人生をつくってきた素敵な人ばかりです。カリキュラムとサポート、そしてコミュニティの質や在籍者が、ハナミラの強みだと思っています。

これからの松下りせとハナミラ
「120歳で過労死しよう」という言葉に希望をもらった
――今後の目標を教えてください。
私は「日本で夢と希望を抱く人を増やす」ことを目的に活動しています。投資を伝えているのは、投資を身につけることで「夢のスポンサーを持つ人」を増やしたいのはもちろん、日本の企業にお金が巡って、経済の発展に少しでも貢献できたら嬉しいという想いもあります。日本って素敵な国だと思うんです。「こんなもんじゃないぞ」という気持ちがあります。
今は社会人女性をターゲットにしていますが、今後は学生や子どものお金の教育にも力を入れたいです。日本は金融教育の面でまだまだ伸びしろがあると思っています。
最近衝撃を受けたのが、「120歳で過労死しよう!」という言葉で。それまで漠然と30代、40代がピークだと思って生き急いできた私にとって、「やりたいことを、やり続けてもいいんだ」と未来への希望が持てた瞬間でした。起業してよかったと思うのは、一生仕事を辞めなくてもいいこと、何かを始めるときに何かを辞めなくてもいい自分になれたことなんです。
2026年、母になって。子どもに残したいのは「増やす力」より「使う力」
――2026年に第一子を出産されました。生活や考え方に変化はありましたか?
0歳児のママになって、「時間に縛られない投資」のありがたみを、以前よりずっと実感しています。子どもの体調や急な予定変更で、自分の時間は本当に読めなくなる。それでもハナミラ式の投資は毎日チャートを張り付いて見るものではないので、子ども優先の生活でも無理なく続けられています。「ママだから投資は無理」ではなくて、未来を考えて家計を守りながらコツコツ続ける力があるママこそ、実は投資に向いていると思っています。
――お子さんへのお金の教育は、どう考えていますか?
子どもに残したいのは「増やす力」よりも「使う力」です。増やす力はいつからでも伸ばせるけれど、お金の使い方にはその人の人生観が反映されるので、幼少期の教育が効くと思っています。だから小さいうちは、好き嫌いをはっきりさせること、自分なりに判断すること、リスクを取ることにフォーカスしたい。家庭では、お金や投資や経済の話を包み隠さずするつもりです。
私自身が親から受けた教育で良かったと思うのは、「お金より大切なものがたくさんあると知っていたこと」でした。それがあったから、お金を増やす力を身につけたときに、振り回されずに済んだのだと思います。お金を増やす力は人生の可能性を広げてくれる。その両方を、子どもにも伝えていきたいです。

迷っている方へ。「やりたい」は後回しにしないで
――最後に、投資に興味はあるけれど一歩踏み出せない方へメッセージをお願いします。
私自身、周囲から共有してもらうことがなければ、投資を始めるどころか知らないままだったと思います。だからこそ、今「投資なんて」と思っている方や、お金に興味はあるけど一歩踏み出せない方にこそ、チャレンジしてほしいです。
自分で選択していくときに、迷っても大丈夫。でも「やりたい」という気持ちは、きっといつか形にしたくなるもの。だからこそ、やろうと思ったときに後回しにせず、今の気持ちを大切にしてみてください。
投資は特別な人のものではなく、生活の知識のひとつです。始めるタイミングは人それぞれで、やろうと決めたときがその人にとっていちばん良いタイミング。何もできないんじゃない、できることがあるということが希望です。あなたも一緒に、花咲く未来を叶えましょう。

まとめ:松下りせとハナミラを一言で表すと
この記事のポイントを振り返ります。
- 松下りせは1990年生まれ、慶應義塾大学文学部卒。三菱電機(人工衛星の営業)、オリエンタルランド(商品開発)を経て、2020年3月から女性向けに株式投資を教え始めた
- きっかけは、好きな仕事に就きながらも感じたお金とキャリアの閉塞感。投資を学び直して「自分の力で人生はつくれる」と実感した
- 2021年5月に株式会社ハナミラを設立。社名は「話そう、未来を」の略
- 2023年4月に『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』(ダイヤモンド社)を出版
- 大切にしているのは「投資は夢のスポンサー」「推し活のように企業を応援する投資」という考え方
- ハナミラは投資助言をしない教育の場として、初心者の女性が自分で銘柄を選べるようになる3ヶ月講座と、卒業後のコミュニティを運営している。累計受講生は1,500名以上、在籍者は650名以上
- 2026年に第一子を出産。0歳児の母として、子どもに残したいのは「増やす力」より「使う力」と語る
投資は、お金を増やすだけの手段ではなく、自分の人生の選択肢を広げるためのもの。松下りせがハナミラを通じて伝え続けているのは、その一点です。この記事が、あなたが自分の未来について考えるきっかけになれば嬉しいです。
▼関連記事
- 受講生の声一覧:https://hanamira.jp/voice/
- メディア掲載・実績:https://hanamira.jp/media/